【境内案内2】 神は火水なり

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2019.04.28

【境内案内2】 神は火水なり

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【火祥殿】

 

ちょっと中をのぞいて頂くと、中央に大きな鏡があって、その前に灯火がともっているのが見えると思います。

あの火は、マッチやライターで点けた火ではありません。

ところで、オリンピックの聖火ってどのようにしているかご存じですか?

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ギリシャのアテネの神殿で、凹面鏡を使って、太陽の光を集めていただくのですね。

この火祥殿でお祀りしている火も、オリンピックの聖火と同じく、太陽の光を結んで頂いた清らかな火なのです。

暦の上では、一年の起点は、立春、二月四日となります。
毎年、立春の早朝に、神事を行って、火をいただき、その火をあのようにして一年中お祀りしています。

ここは、火を祀る御殿、火祥殿と言います。

神は火水なり

神道の古い文献に、「神は火水なり」という言葉が残されています。

最初のカミは、示偏に申すと書く「神」、次のカミは、「火」と「水」と書きます。

「火」と「水」と書いて、カミと読めますね。

つまり、昔の人は、「神さまというのは、火と水だ。」と伝えていたわけです。

火も水もどちらも大事ですね。どちらも私たちが生きていく上には欠かせないものです。

火は、太陽が代表選手。つまり、天を意味します。
水は、大地。あらゆる生命の源です。

つまり、「神は火水なり」ということばは、人を始め、この世のありとあらゆる生きとし生ける生命は、天と地の、日本語ではあめつちと言いますが、この天地の恵みを頂いて、そのむすびの中に生かされて生きているという真理を端的に言い表した言葉です。

中央の八角形の壇において火祥神事

中央に八角形の壇があります。毎月二のつく日、すなわち、二日、十二日、二十二日の午後二時より、火の神事、火祥神事を行っています。

そちらにポスターがあります。

火祥神事

真言宗のお寺でよく御護摩が焚かれますが、よく似ています。神道の御護摩だと思っていただけばよいです。

私たちは、普通、天↑に神さまがいらっしゃると捉えています。

炎、火は、下(地)から上(天)に向かって燃え上がります。

その炎、火に、あなたのお願い事を書いた御札をかざして、お清めし、あなたのお願い事を炎に乗せて、天にいらっしゃる神さまにお届けするという大変霊験あらたかなご神事です。

そちらに祈願木が出してありますので、今日の参拝をご縁として、書いて残して行かれるとよいですね。
一本五百円です。
お申し込みになられた方には、お守りをお授けしています。身につけておられれば、神さまのお守りがあります。

普段は、祈祷殿

普段は、祈祷所として、各種のご祈祷を行っています。

今日は、ご婦人の方も多くご参拝です。毎日、お台所でお世話になっている訳ですから、「毎日ありがとうございます!これからもよろしくお願いします。」と手をあわせて、感謝の祈りを捧げてください。

神さまの威力をいただいてこそ運が開ける

古来より、「神さまは、人が敬いを以て、手をあわせれば、その威力がますます増し、そして、その増した神さまの威(力)を頂いて、私たちの運が開けていく、運びが着いてくる。」と言います。
きちんと手をあわせれば、神さまのお力添えを頂くことができます。

それでは、どうぞお参りしてください。終わられましたら、次の場所「能楽殿」をご案内致します。

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