数え年の秘密

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2020.01.05

数え年の秘密

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新しい年を迎えると、厄年のお祓いにみえる方が増えます。

また、境内では、今年の厄年表を見て、

あれっ? 今年厄年だったの?

とか、

去年本厄だったんだ?!

とか、

という会話を耳にします。

これって、なんで? こんな会話になるんでしょう。

厄年の一覧表を見て、なぜ、こんなちぐはぐな会話が起きるのか?

あなたは、分かりますか?

結論から言うと、

厄年の一覧表は、数え年で記してあるから~ です。

数え年の計算のしかた

数え年の計算のしかた、分かりますか?

数え年の計算のしかたは、簡単です。

今年の誕生日が来たらいくつになるか?

例えば、32歳になる のであれば、

その歳、つまり、32に 1を足す と数え年になります。

つまり、33歳。

ですから、次の計算式となります。

数え年=満年齢+1

なので、お正月三が日、たいていの方はまだその年の誕生日を迎えていないので、今の年齢に2足すことになります。

つまり、急に歳をとる(笑)

数え年の意味

数え年の計算のしかたは、このように簡単です。

ですが、大事なのは、ここからです。

・なぜそんなふうな計算になるのか。

・数え年の意味あいとは何なのか。

これ、大事ですよね。

違いますか?

では、最初に、結論です。

数え年は、いのちを勘定しているから なのです。

つまり、数える起点が、お母さんのおなかに宿ったところであるからです。

それが日本人のとらえ方。西洋とは全く違います。

西洋風は、生まれて0(ゼロ)歳、1年経ったら、1歳。そこから、さらに1年経ったら、2歳。

0から数えて、誕生日が来るたびに、1、2、3、… と数えて行きます。

日本の歳の数え方

一方、日本では、次のようになります。

生まれて、1歳。

お正月(新年)が来て、2歳。

次のお正月が来て、3歳。

という具合です。

ということは、

筆者は、12月の生まれですが、そうすると、

生まれて、1歳。

12月なので、すぐにお正月が来ます。

お正月が来て、2歳。

1年経って、次のお正月が来て、3歳。

そんな具合です。

なぜお正月がめでたいのか

つまり、日本人にとって、誕生日を迎えるよりもお正月を迎える方がめでたいということです。

なぜなら、

お正月が来たら、

■新しい年がやって来たから

めでたくて、

■「みんな せいの」で歳を重ねるから

めでたいのです。

ダブルで めでたい。(めでたい)の二乗ですね。

これから言うと、昔は日本人にとってあんまり誕生日は意識されていなかったということです。

誕生日よりも年=歳が意識されていたということです。

なぜか?

これは、別稿に記すことにします。

辞書で「年」を引く

辞書で「年」を引いてみましょう。

是非、辞書を手にとって、「年」を引いてみてください。

ちなみに、手元の広辞苑(第五版)を引いてみると、

とし【年・歳】
1)(同じ季節のめぐるまでの間。年に1度の収穫を基準にしたとも)時を測るのに用いる単位。
2) (略)
3) (略)
4) 穀物、特に稲。また、そのみのり。

と出ています。

つまり、年は、稲、また、稲のみのりと関係していることが分かります。

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