夏越の大祓

身曾岐神社の大祓いは、日本の神典・古事記神代の国生み神話で、いざなぎの命が「罪穢れから産まれたヒルコを葦舟に乗せて海川に祓い放(や)った」との大祓いの源旨を、神代より大中臣が神事として伝承した内容を正しく継承して、再現・厳修しています。


その大祓いの齋場には、古事記の伝承の通りに、その都度斉(ととの)えられた六尺大の葦舟が据えられ、その中央に御幣を帆の如くに立てて、祓戸四柱の神を齋(まつ)り、大祓いの神事を齋修します。


夏越の大祓は、身曾岐神社では、水の大祓として伝えられています。

当日は、まず、瑞松宮息吹殿で大祓の式をおこない、


夏越の大祓息吹(いぶき)祓いの作法でもって形代(かたしろ)に穢れを託します。
そして、葦船(あしぶね)に穢れを託した形代(人形)を乗せ、水祥殿まで持ち運びます。


途中、神域では、古くから病気を免れるという茅の輪くぐりの神事も執り行います。
御神水湧き出づる水祥殿の神座に葦船をととのえ、古神道の伝承にしたがって、天地自然の力にまかせて海川辺に放ち、祓い清めます。


夏越の大祓は、6月30日午後4時より、執り行います。


形代(かたしろ)に罪穢れを託していただき、贖(あがな)い料を添えて、神社まで郵送でお送りください。


また、形代が必要であれば、お送り致しますので、ご遠慮なく神社にお問い合わせください。

なお、形代による息吹祓いの行い方をまとめました。ご参考にしてください。

葦舟に乗せた形代は、大祓の行事の後数日間、水祥殿神座の井戸の上に据えられ、湧き出る御神水の氣によって清められ、形代に託された罪穢れ一切は消除となります。