夏越の大祓

夏越（なごし）の大祓（おおはらひ）は、６月３０日です。

今年平成２８年は、木曜日となります。

時刻は、午後４時から。

実は、この時刻がポイント（大事な点）なのです。

どういうことかと言うと、

お祭りは、日にちもさることながら、時間も選んで行われています。

大祓いは、午前に行われることは決してありません。

午前というのは、日が昇り、その勢いがどんどん増す時間。
そのような時間に、大祓いは行いません。

午後になって、日が没していく時間。
日の勢いが弱くなっていく
そのときに、行います。

これは、なにもお日さまだけではなく、
私たちヒトもそのような生命のリズムがあります。

大祓いによって清々しく清められた状態というのは、
すべてが鎮まった、落ち着いた、おさまった、穏やかになった
そのような状態です。
それは、日の勢いが弱まってしずまっていくその様子と重なります。

昼に向かって、いのちがもえあがる血気盛んになるそのような時間というイメージではないわけです。

このことを始めて知ったとき、僕は感動しました。

昔の人は、すごいなぁーっと。

神道は、天地自然を教典とするいのちの信仰である。

とは、身曾岐神社での修行座（初学修行座）でお伝えしていることですが、
その言葉のままな訳です。

また、日本にはたくさんの神社がありますが、
多少の言い過ぎをお許し願えるならば、
よそではあまり息のことを言いません。
しかし、身曾岐神社では、息のことしか言いません。

大祓いでは、祓いのために、形代（かたしろ）を使います。

形代（かたしろ）は、人の形をしています。

そして、この形代（かたしろ）は、あなたの身代わりです。

この形代を両手でしっかりと持ち、形代に向かって息を吐き かけるのですが、

それはなぜなのか？

身曾岐神社に来れば、わかります。

身曾岐神社、夏越の大祓は、6月30日、木曜日。午後4時から。

瑞松宮、息吹殿で執り行います。

あなたのお越しをお待ちしています。

なお、遠地ゆえ、お越しになれない方は、贖い料（あがないりょう）を添えて形代を事前にお送りいただけば結構ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

電話番号：0551-36-3000
受付時間：午前9時から午後5時まで。