公開講座『古事記』を読む|旧

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公開講座『古事記』を読む

毎月おついたちの9時半から
 
目からウロコの約2時間
 
受講費用は1回につき千円です。

 

平成27年8月度につきましては、平成27年8月2日(日) 9:30~からの開講となります。
お日にちのお間違えのなきようにお願い申し上げます。

 
日本人本来の生き方

私たちの先祖は、遠く縄文の時代から、生きてきました。天地自然の中に身を置き、目には見えないはたらきを感じ、神の名をつけました。そして、神と向き合い、神を恐れ畏(かしこ)みながら、「いのち」こそ大事と「いのち」を大切に生きてきました。

江戸時代に生きた橘曙覧(たちばなのあけみ)の歌に次のような歌があります。

  吹く風の目にこそ見えね神々は この天地にかむづまります

  眼前(まのあたり)今も神代ぞ神なくば 草木も生ひじ人も生まれじ

神道(かむながらのみち)とは、天地自然を教典とするいのちの信仰です。信仰とは、大切なものを大切に生きる人間としての生き方のことです。

キリスト教は、愛を、仏教は、慈悲を説きます。では、神道は? 

神道は、「ま・こ・と」。

神道は、神の道と書きますが、道は、歩むものです。

ですから、神道という言葉は、生き方に言及しています。それは、私たち日本人の本来の生き方を指しています。

 

『古事記』は信仰(生き方)の書

『古事記』は、日本において、文字を得て初めて書き記された書物です。『古事記』以前に文字はありませんでした。伝えるには、行い伝えるか、語り伝えるか、そのどちらかの手段しかありませんでした。それが、文字を得ることで、書き伝えることが可能となりました。

『古事記』は、まさに、当時の人々が行い伝え、語り伝えていた真実を、後世の人々に伝承するために、文字によって書き記された書物です。

『古事記』の、特に上巻(神代巻)に綴られた話は、一般には「神話」といわれています。たくさんの神さまが登場し、物語が展開します。しかし、それらは、ただおもしろおかしい話ではなく、古事記以前において、行い伝え、語り伝えていた真実を、物語にたくして伝えているのです。言葉を換えれば、日本の精神伝統の根本が綴られているのです。

今の世の中では、学校で『古事記』『日本書紀』が取り上げられることもなく、多くの日本人が神話に触れる機会を失しています。

日本人としての誇りも自信も、また生まれ育ったこの日本の国を愛するこころも深められずにいます。

このみちにおいては、その元は「神の伝え」にあり、『古事記』『日本書紀』に基づかぬものはないのです。

『古事記』は、信仰(生き方)の書なのです。

 

『古事記』の成立と天武天皇の御事蹟

古事記は、和銅5年(712年)太朝臣安萬侶(おほのあそみやすまろ)によって献上された日本最古の書です。

古事記の成立の経緯は、その序に記されています。これによれば、稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦していた『帝紀』(天皇の系譜)・『旧辞』(古い伝承)を太安萬侶が書き記し、編纂したとされています。

古事記編纂は、天武天皇が命を下されました。天武天皇は、壬申の乱を体験された天皇です。この乱は、日本の歴史上、最大の内乱であったと伝えられています。

壬申の乱は、大友皇子(天智天皇の子)と大海人皇子(後の天武天皇)が敵と味方に分かれて争った乱です。ふたりは甥と伯父の関係になります。乱の原因は、いくつか挙げられていますが、結果は、大海人皇子方の勝利に終わります。

壬申の乱の後、大海人皇子が皇位につかれます。天武天皇です。

天武天皇は、さまざまな改革をなされますが、中でも次は代表的なものです。

  • 神宮の式年遷宮制
  • 古事記編纂
  • 薬師寺の建立
  • 飛鳥浄見原令の制定(後の大宝律令、養老律令へとつながる)

これらをみれば、以後の国創りにあっては、二度とこのような内乱を招いてはならないとの思いを持たれたことは、想像に難くありません。

日本の国の原型は、天武天皇の御代におよそ整ったと言われています。

 

毎月朔日に公開講座を開催

平成19年6月1日より、毎月のおついたちに公開講座を開催。上つ巻、中つ巻、下つ巻と読み通し、平成27年3月1日に最終回となり、好評裡に終えました。

ご出席いただいた方々のご要望に応え、

平成27年4月1日より は、最初に戻って、あらためて開講いたします。

時間は、午前9時半より、およそ2時間。場所は、光臨館の大広間で行います。受講料は、金千円です。

※なお、平成27年8月度につきましては、平成27年8月2日(日) 9:30~からの開講となります。
お日にちのお間違えのなきようにお願い申し上げます。

受講にあたっては、事前にお申し込みください。

なお、テキストは、倉野憲司校注、『古事記』、ワイド版岩波文庫、岩波書店を使用しています。

 

お問い合わせ・お申し込み

お電話でお願い致します。電話番号:0551-36-3000 受付時間:9時~17時まで。

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