神道の修行

身曾岐神社の「みそぎ修行」

コロナ禍で開催を見合わせていた神道修行「みそぎ修行」を昨年10月より再開しました。

令和6年
5月11日(土)
 ~12日(日)
令和6年
7月13日(土)
 ~14日(日)

 

身曾岐神社の「みそぎ修行」は、心(こころ)と身体(からだ)を整える修行です。

みそぎとは きれいになること。いのちのよみがえりです。

みそぎは日本の文化です。

みそぎをすることによって、人間としての本性を取り戻すことによって、あなたの運命は必ず好転し、人格の向上、家族の幸せ、事業の繁栄、住みよい社会、世界の平安が得られるのです。

なお、「みそぎ」を漢字で「禊ぎ」と表記すると、意味合いが正しく伝わらない場合もありますので、平仮名で「みそぎ」と表記します。

 

2泊2日のみそぎの修行

身曾岐神社では、日本人の精神文化の源流である古神道の奥義を受け継ぎ、みそぎの行法をみなさまに広くお伝えしております。 昔から伝えられてきたこの法は、私たちの命そのものをみそぎ、きれいな身体、きれいな心となって生まれ変わり、あらゆる束縛から解放された人間至高の境地にいたる、究極の開運法ともいえるものです。

「みそぎ修行」では、この行法の基本である「息のみそぎ」を学んでいただくことによって、日常の喧騒の中では得られなかった深い安らぎ、癒しを得、また昨今失われつつある日本人としての心、親先祖を尊ぶ心、「いのち」に感謝する心を取り戻していただくことを目的としております。

八ヶ岳山麓の壮大な大自然のふところに抱かれ、神世の世界をそのままに再現したこの古神道本宮身曾岐神社において、一人一人が内なる神性に目覚め、本来の活き活きとした自分に戻れるための2日間です。

みそぎ修行の4つの柱

祓 座・・・息の行
聴 聞・・・日本の精神伝統、文化を学ぶ
食 事・・・食べ物によって身体はでき、食べ方によって運命が定まる
清 掃・・・おそうじもみそぎに通じるものです。

神道の世界では、息こそ生きるものの「いのち」であると考えています。


手元の古語辞典(岩波書店)を引いてみると、 いのち = 息の勢い のことと出ています。


人の一生は、産声をあげて始まり、息を引き取って終わるというように、息こそがその人の生命エネルギーそのものと見るのです。


この初学修行座では、古来よりこの道に伝わる呼吸法を学ぶことによって、いのちの力を強め、すこやかで喜びに満ちた人生、文字通り「長生き(息)」ができる人生へとみなさまを誘います。


武術、芸能、礼儀作法など、あらゆる基本の「道」の基本は呼吸法にあります。へその下に気を集め、自らの生命力を充実させていく、それがこの道に伝わる息吹永世(いぶきながよ)という呼吸法です。


また「とほかみえみため」という御神言を力のかぎり唱え続けることによって、自分の中の邪気を吐き切り、天地自然のリズムに同化していく言霊(ことだま)祓いの行、ヨーガの元となった天津息吹(あまついぶき)など、熟練した神職の指導によって、自らのいのちの力の目覚めが促されます。


山と木々に囲まれた大自然の中で、天地の気を身体のすみずみまで、くまなくめぐらせることによって、天地の息吹と同化し、日常の生活において体の奥底までたまり切った「けがれ」が祓われていくことでしょう。

優れた医者でもあった御祭神・井上正鐵翁のお言葉に「食によって体ができ、食べ方によって運命が定まる。食は生命を養う源にして、人間一生の吉凶がことごとく食より起こる。恐るべきは食なり、慎むべきは食なり」というものがあります。

現代生活において、ともすれば偏食・栄養過多になりがちな食事。

「みそぎ修行」においては、あえて一汁一菜という食生活を続けることによって、普段の食生活では噛みしめ得なかった一粒の米、一滴の汁の味を知ると共に、疲れた胃を休め、身体本来が持つ機能の回復が得られます。

また、食事の作法、掃除、座り方からおじぎにいたるまで、あらゆる日常生活の見直しと、すべてに美を重んじた日本人本来の感性を、神職の指導のもとに養っていきます。

神道は、天地自然を教典とする
いのちの信仰

私たち日本人は、自然に逆らわず、年ごとの実りに感謝し、時にはおそれを感じながら、自然と共に歩み、生きてきました。

また私たち日本人は、物みなすべてにいのちがあると感じてきました。木々や草花、虫や動物、山や川、あるいは身近な道具にさえ、いのちの存在を感じ、一つの物も粗末に扱わず、大切にしてきたのです。

神道とは、天地自然を教典としたいのちの信仰です。

自然を物と見て搾取するだけの近代文明は、すでに限界を迎えました。自然破壊を生み出し、全人類が破滅の危機に瀕しています。この危機を救うのは、日本人が古来より培ってきたあらゆる存在を生命として尊び、すべての生命と共生する生き方です。そのような「分け合い」「生き合い」の人生観・世界観が、この日本においては神道(かむながらのみち)という一つの文明として既に完成されています。

身曾岐神社の神域にひと時の間でも身を置きゆったりと深呼吸をするだけでも、自ずから身体の内にある生命への完成が蘇り、あらゆる生命と生き合える生き方への目覚め、魂の深い気づきが得られることと思います。

ここ八ヶ岳の南麓、日常のストレスから解放され、大自然の息吹を感じながら、自らのいのちに息づく本来のリズムを取り戻してみませんか?

九族鎮魂とは

「みそぎ修行」では、私たちの命の根源とも言うべき、ご先祖様の鎮魂法を学びます。

あなたのお家では、ご先祖さまをどのようにおまつりされていますか? 神式ですか?それとも、仏式ですか?


今日(こんにち)では、圧倒的に、ご先祖さまを仏式でおまつりされているご家庭が多いですね。ところが、もともとの仏教には、先祖をまつるということがらはありませんでした。それは、神道にあるものです。

神道において、その出発点が、まず先祖を神としてまつるということです。


私たち日本人は、命を尊び、血縁を大切にしてきました。その本来のやり方が「九族鎮魂法」です。これを実践していただくことによって、大いなる先祖からの余徳をいただけることと思います。

「九族鎮魂の行」は、受講後、自宅で100日の間をかけて行います。行うのに必要な時間は、わずか。5分~10分程度。ですが、この行が、あなたの人生に違いを創り出すことにつながります。 九族鎮魂の行は、2日間の「みそぎ修行」を終えてお家に戻ってから、お家の方で行います。


この行は、行えば、行っただけのことがあります。なぜなら、この世は、目に見える世界と目に見えない世界で成り立ち、元は目に見えない世界にあるからです。 九族鎮魂の行は、目に見えない世界にはたらきかけます。したがって、結果はやがて目に見える世界に現れて来ます。それは、自明の理です。 目には見えない木の根がしっかりすれば、木は繁茂し、豊かに実ります。それと同じように、あなたの家系、すなわち、あなたとあなたの後に続く方々もだんたんと栄えて行くのです。

みそぎ修行
日程: 2泊2日(通常、土曜日・日曜日)
※ただし、集合は、前日(金曜日)の午後5時半です。ご注意ください。
※最終日・・午後4時頃終了予定
修行内容: 聴聞(神学講話) 息吹永世(静体呼吸行) 祓座(言霊祓行)
携行品: 筆記用具・洗面用具・バスタオル・寝間着・白下着・白足袋二足
受講料: 70,000円(宿泊食事料・修行衣および草履貸与料・教本料を含む)

今後の予定
令和6年 5月11日(土)~12日(日)

令和6年 7月13日(土)~14日(日)

みそぎ修行のお申し込み

よくある質問

修行を受ける際、何を持っていけばよいですか?

筆記用具、白の下着、白の足袋一足をお持ちください。

正坐ですか?

行は正坐で行います。30分程度は正坐で座ることになります。

冬季は寒いですか?

暖房が設備されていますので、部屋の中は大丈夫だと思います。修行衣の下は着込んで頂けますが、色ものではなく白っぽい目立たない無地の衣類の着用をお願いします。

年齢制限はありますか?

特に設けてはいませんが、未就学児童などのあまり小さな子どもさんには難しいかと思います。

水をかぶる/あびるのですか?

水をかぶる/あびることを“みそぎ”だと理解されている方もいらっしゃいますが、「みそぎ修行」において、そのようなことは致しません。

お籠もりとはどういうことですか?

外界とのやり取りを全く絶って、二日間神域内でお過ごしいただきます。日常からあえて離れるということです。

「みそぎ修行」を2日間受けた後、次の段階はどのようになりますか?

「初むすび」という段階が控えています。初むすびを成就して、最初の修行の成就となります。 まずは、2日間の「みそぎ修行」を修め、九族鎮魂の行をつとめられ、「初むすび」にお進みください。

少しでもご興味・ご関心をお持ちになったのであれば、まずは、仮申し込みください。 また、先の予定や何か分からないことなどございましたら、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。 お待ちしています。

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