能楽は、日本人の民族精神を端的に表象する優れた伝統芸能です。
日本の伝統精神文化の象徴として、身曾岐神社では、神社内に、神楽殿に代えて能楽殿が据えられました。
能楽殿は、舞台・橋懸り・鏡の間・貴人席からなり、しかも能舞台本来の姿で屋外に建立された我が国屈指のものとなります。
木造檜皮葺入母屋造り、使用材木はすべて木曽檜です。
舞台群は神池に浮かび、水は建物の姿を映し、能楽殿はより美しくその象徴性を増しています。
毎年8月3日には、例祭の宵宮として、大自然の中の饗宴「八ケ岳薪能」が盛大に開催されます。