【注目!】八ヶ岳薪能 能物語

先日7月18日に、次のニュースがながれました。

文化庁の文科審議会は、重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に、新たに6人を認定するように、文部科学大臣に答申しました。

文化庁の該当ページ

この6人の中にいらっしゃる尺八奏者・善養寺惠介氏は、まもなく、8月3日(日)に行われる例祭宵宮の奉納神事・八ヶ岳薪能において、能物語「絵馬」のパートで舞台にお上がりになります。

善養寺惠介氏のオフィシャルサイト

重要無形文化財「尺八」について

文化庁の答申内容の資料(解説)から引用すると、

重要無形文化財「尺八」について

尺八は竹製縦吹きの管楽器の一種で、雅楽に使用した「古代尺八」、一般的な尺八より短く、近世に流行した「一節切(ひとよぎり)」、普化宗(ふけしゅう)で用いた「普化尺八」、さらに普化尺八を基にした「新尺八」などがある。古代尺八や一節切による演奏伝承は途絶えたが、江戸時代に普化宗の法器として普化僧(虚無僧)によって演奏された普化尺八(虚無僧尺八)は、江戸時代中期に初代黒澤琴古(くろさわきんこ)によって集成され、これが琴古流の系統となった。江戸時代には尺八を一般には奏することが出来なかったが、明治4年に普化宗が廃されて後は、広く人々によって愛好されるようになり、洗練された。息遣い、指遣い、首の操作などによって様々な音色、音の強弱や揺れなどを作り出し、精神性をも感じさせる表現を創出する。尺八本曲の演奏に加え、箏や三絃との合奏も行われ、日本伝統音楽の一つとして特色を発揮している。流派には、琴古流や都山(とざん)流をはじめ、上田流、竹保(ちくほ)流、尺八古典本曲の伝承に注力する明暗(みょうあん)各派がある。
以上のように、尺八は、芸術上特に価値が高く、我が国の音楽史上特に重要な地位を占めるものである。

「尺八」は、令和4年10月31日に重要無形文化財に指定され、現在、保持者として野村正也(のむらまさや)(芸名 野村峰山(のむらほうざん))氏が認定されている。

善養寺氏は、先の人間国宝であった故山口五郎氏に師事し、芸域を広げられ、尺八の技法を正しく体得し、かつ、これに精通するとともに、その技法を高度に体得している故に、此度の答申となったそうです。

八ヶ岳薪能 能物語

今年で四回目となる能舞台での進行そのままに朗読劇を行う「能物語」は、とてもわかりやすく、いつしか能の世界に溶け込むことができ、いまや八ヶ岳薪能の定番になっている感があります。

尺八の音を背景に、能「絵馬」が物語られ、いつしか能の世界へ自然と入って行きます。

今から楽しみですね。

あの素晴らしい、世界に二つとない能舞台。ぜひお越しいただき、その素晴らしさを体験いただきたいと存じます。

昨年度の能物語「鞍馬天狗」の一部始終を掲載します。

参列(観覧)についてのお問い合わせ

詳しくは、八ヶ岳薪能のページにお進みください。