年越の大祓

年越の大祓は、夏の水の大祓に対し、火の大祓です。

大祓とは、人々が知らず知らずのうちに積み重ねた罪穢れを祓い清める厄除けの儀式です。その由緒は、遠く飛鳥・奈良の時代にさかのぼり、年に二回、六月と十二月の晦日に執り行われてまいりました。
身曾岐神社の年越の大祓は、火と水の御力を拝して斎行されています。当日は、拝殿前庭において、大祓を修めた後、水祥殿にて御神水の神力を戴いて清め、続いて御焚上げ場にて御神水を拝しての祓いを修めます。皆様の罪穢れが託された形代(人形)は燃えさかる炎の中で一切の浄化を果たし、とめどない天地自然の恩恵の流れにまかせて結ばれます。
「罪咎を 祓い尽くして 年の暮れ 身に新玉の 春ぞ迎ふる」
祓い尽くして清々しくなったところで、新しい年を迎えるのです。
大晦日の午後三時より執り行われます。
なお、当日参列することができない方でも、かまいません。形代(かたしろ)に罪穢れを託していただき、贖(あがな)い料を添えて、神社まで郵送でお送りください。