月読命-「みそぎ」から生まれた神さま

今日9/27は久しぶりのお月さまです。月齢9.7。

今日は、旧暦8月11日。

あと四日で、旧暦8月15日。この日は当然十五夜で、この日のお月さまを仲秋の名月と呼んで、古くから愛でられています。

「みそぎ」から実にたくさんの神が化生する

さて、お月さまですから、お月さまは月神の化身とされています。

お日さまは、日神。つまり、天照大御神さま。

では、月は、というと、月読命さま。

古事記に、

ここに左の御目を洗ひたまふ時に、成れる神の名は、天照大御神。次に右の御目を洗ひたまふ時に、成れる神の名は、月読命。次に御鼻を洗ひたまふ時に、成れる神の名は、建速須佐之男命。

と、伊邪那岐命のみそぎの最後に生れる神、三はしらの貴き子です。

日神も月神も、みそぎから生れる神さまです。

みそぎと言えば、身心を清めてきれいになることと捉えられていますが、さらにいっそう大事なことは、みそぎの中から神さまが立ち現れてくることです。それも最後は、飛び切りの。

この時伊邪那岐命、いたく歓喜びて詔りたまひしく、「吾は子を生み生みて、生みの終に三はしらの貴き子を得つ」とのりたまひて、

伊邪那岐命のみそぎから、実にたくさんの神さまが生まれるのですが、その最後に、三はしらの貴い御子神が誕生します。伊邪那岐命は、たいそうお喜びになって、そして、三はしらの御子神それぞれに、自分が治めていた國を譲渡して、お隠れになるのです。

天照大御神には、高天の原を、月読命には、夜の食國(をすくに)を。建速須佐之男命には、海原を。

伊邪那岐命のみそぎから、合計十四はしらもの神さまが生まれます。

観月祭では「つきよみのみこと」と唱えること120回

身曾岐神社の観月祭は、“参加型”です。

およそ1時間のおまつりの中で、宮司祭員とともに、月神 月読命の御名「つきよみのみこと」を繰り返し繰り返し唱えます。

観月祭は、月神拝というおまつりが元になっていますが、月神拝では、合計365回唱えます。なぜなら、1年は365日だからです。

ところが、365回も唱えると、2時間近くの時間を要します。なので、観月祭では、ひと月あたり10回。1年=12ヵ月、計120回、唱えることにしています。

毎年不思議なことが起こります

「つきよみのみこと。つきよみのみこと。つきよみのみこと。・・・」と唱えていると、なぜか毎年不思議なこと神秘的だと感じられることが起きます。

  • おまつりの最初は曇っていたのに、唱えているうちに雲がなくなり晴れてくる とか
  • 厚い雲が切れて、お月さまが顔をのぞかせる とか
  • 観月祭が終わった瞬間に、急に雨が降る とか
     :
  •  ・・・

雲ひとつないという年はなかなかないのですが、

晴れるとベリーワンダフル!

今の所は、その日の天気予報は、「曇り」。

晴れて欲しい。

見どころ

あっ!それから、

能楽殿がライトアップされるのも

能舞台で巫女が舞(浦安舞)を舞うのも

年間通しても、なかなかないことで、こちらも見どころです。

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